アクティブエクスポージャーとパッシブエクスポージャーのバランスはどうやって維持するか

by Andrew McGuinness     8月 16, 2019

3 読んだ分

成功したポートフォリオの維持は難しいものです。あらかじめ、かなりの量のリサーチが必要なだけでなく、多くの作業をすることで、将来の予想もできるのです。自分のポートフォリオに組み入れるための投資を決定する時には、アクティブにするのかパッシブにするのか二つに一つを決める問題に悩まされることになります。

アクティブエクスポージャーとパッシブエクスポージャーの長所と短所をあげます。こうしておくと、アクティブとパッシブの二つの健全なバランスを作り出すため、ポートフォリオにアクティブな投資とパッシブな投資の両方をうまく組み込む方法が選べるようになります。

1. アクティブエクスポージャーとパッシブエクスポージャーの違いは?

パッシブな投資家は長期投資に重点的に取り組みます。パッシブな投資家は半永久的な計画を心に抱いて投資します。市場がどう見えるか、株がどのようなトレンドを描いているのかによって売買するつもりはありません。突然下落しても、大きな利益があがっても、態度を変えません。

このため、パッシブエクスポージャーには、長期的には、投資の初期のある段階では利益があがり、そのポイント以後は、着実に下がり続けるものよりも利益があがりそうな投資が含まれています。この投資は、バイ・アンド・ホールド(長期に渡り保有し続ける投資戦略)のために行われます。

一方、アクティブエクスポージャーははるかに細かい点にこだわる投資です。このタイプの投資は、パッシブ投資と比べて、かなりの慈愛と注意が含まれます。アクティブエクスポージャーでは、投資家が定期的にこの投資の状態の経過を追っていることになります。利益を上げられるかもしれない短期的な低下と上昇をうまく利用するため、勤勉に追っていく必要があります。

2. 利益

投資家の大部分に取って、パッシブ投資は、だめな投資をはじめる以外は、できることはたいしてないというだけの理由で、大きな利益になるルートです。とはいえ、他にも投資をしなければ、それほど利益はあがらないという意見にプロの投資家は賛成するはずです。

パッシブ投資がアクティブ投資よりも高い利益をあげているという結果がリサーチででているにもかかわらず、ここであがっているのは、この二つの関係と、互いにバランスをとりあうポートフォリオを作成する利点については、上っ面だけしか論じていない数字です。

3. アクティブエクスポージャーとパッシブエクスポージャーの長所と短所

パッシブエクスポージャーはアクティブエクスポージャーに比べると、信じがたいほど安くつきますが、リスクはずっと小さくなります。リスクが小さくなると、リターンも小さくなりますが、これは、アクティブエクスポージャーで得る機会があるハイリターンでバランスをとることができます。

パッシブ投資とアクティブ投資は実際には複数の点で正反対のものです。パッシブ投資は選択肢の幅が非常にかぎられていますが、アクティブ投資には無限の柔軟性があるという利点があります。アクティブ投資は事実上、自分がふさわしいと考えるどんな指標からでも選ぶことができます。

アクティブエクスポージャーとパッシブエクスポージャーの両方とも、税金については共通の利点が一つあります。どちらにもキャピタルゲイン課税(株式等の取引で譲渡益が発生した場合に課せられる税金)が下がり、利益を得るチャンスがあります。パッシブ投資で実行するバイ・アンド・ホールドとは、投資家からのキャピタルゲイン課税は通常、求められないということです。しかし、アクティブ投資の場合は、キャピタルゲイン課税を支払う必要が生じます。その時が来る前に、現状維持の投資か、損失を出している投資のいずれかを処分して、この金額を大きく引き下げることができます。こうして、実際に支払う税金は、本当に利益がでている投資にかかるものだけになります。





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