2018年に予想される、ビットコインの大変化3つ

by Andrew McGuinness     7月 16, 2019

2017年はまさにビットコインの年で、ラッキーな投資家が初期投資から何倍もの利益を得ました。Trading 101では、永遠に成長し続ける資産はないとお伝えしていますが、ビットコインは停滞した資産ではありません。大きな変化を計画しており、それに備えていて、その計画はシステムで見つかった欠陥のいくつかを乗り越える手助けになるかもしれません。法定通貨とは異なり、デジタル通貨としてのビットコインは更新・修正が可能です。これは時代遅れになるリスクがまったくなく、仮想通貨市場を再評価でき、ユーザーに対してより良い通貨に変化できることを意味します。

こうした変化で、ビットコインはおそらく2017年のような収益を上げないかもしれませんが、年々安定した絶え間ない上昇を続けるでしょう。下記に挙げるのは2018年に予測されるビットコインの大変化3つと、その各変化がこの通貨価値にどれだけ大きく貢献するのかについてです。

1)価値の方法から価値の保管への移行

約10年前にサトシ・ナカモトがビットコインをリリースして以来、ユーザーはビットコインが法定通貨にとって代わり、確実に日々の交換手段になると主張してきました。しかし、ビットコインが信頼できる価値の方法として使用されることを、ある条件が難しくしています。それはビットコイン取引に長時間かかることや高価な手数料を含み、他の条件では、税金や政府による規制がトップに挙げられます。

こうしたことから、仮想通貨コミュニティはビットコインの見方を変えるよう促されたのです。法定通貨の代用に適した方法だと売り込むより、ライトコインやリップルなどのようなもっと小規模なコインに、法定通貨の代わりを譲ったほうがいいかもしれない、とビットコインの支持者の多くが信じています。ビットコインは一方で、法定通貨より金と比較したほうがいいかもしれません。というのは法定通貨とは違って、金は交換方法としてお店で定期的に取引されることがないからです。その代わり、金は価値の保存として広く使用されているので、多くの人はビットコインも同様になれるのではないかと信じているのです。

スペンサー・ボガートなどのアナリストは、ビットコインが今年末までに50,000ドルに達し、市場の他の仮想通貨へのトリクルダウン(徐々に広まる)効果となっていく

だろう、と考えています。しかし大部分では今のところ、ビットコインは成長を続ける運命にあると信じられています。

2)セグウィットの適用

過去6か月の間に仮想通貨コミュニティ周辺のどこかにいたのでしたら、すでにセグウィットまたはセグリゲート・ウィットネス(Segregated Witness)はおなじみかもしれません。セグウィットのきたる適用は、ビットコインが現在経験している多くの問題点から救ってくれる、と多くの人が思っています。その問題が、結果として現在の市場でネックになっていると考える人もいます。

セグウィットが2017年の迅速な適用以来、ユーザーを悩ませている高額な手数料と、長引く取引時間の問題を解決してくれるでしょう。セグウィットは、ビットコインを使用するますます多くの企業に適用されるだろうと考えられていますが、複雑な実施方法のために、そのプロセスに時間がかかっています。しかし、一度セグウィットがビットコインのネットワークにさらに広まって適用されれば、このような問題はすぐに解決されると信じられています。

3)サイドチェーン

セグウィットは2018年にビットコインが経験するであろう最初の革新です。ビットコインのライトニング・ネットワークに向けた絶え間ない動きもあります。これはビットコインがネックとなる問題を深刻化させずに、拡大し続けることを可能にしてくれます。

ライトニング・ネットワークはステートチャンネル技術またはサイドチェーンの可能性を与え、メインのビットコイン・ネットワークの外でスムーズに取引を行うことを可能にします。こうした変化で、2018年もビットコインは成長を続けると予測されています。





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